PDF417は、1989年にシンボルテクノロジー社(アメリカ/現:モトローラ社)によって開発されたマルチロー(スタック)式2次元シンボルです。
PDF417という名称は、Portable Data Fileの頭文字をとってPDF、4バー・4スペースの17モジュールのモジュール構成から417と呼ばれています。
最大情報量は、英数字で1,850字、数字で2,725桁、バイナリで1,108バイトの大容量シンボルを実現し、高密度に圧縮してコード化もできます。また、ASCIIデータやバイナリデータがコード化できることから、漢字、図形、画像、音声等もコード化できます。
高密度なコードのため低価格のレーザスキャナでも読み取れること、縦横のデザインが容易に変更できること、優れたエラー訂正機能を持っていることなどから、多方面で高く評価・採用されています。
PDF417には下記の種類があります。
最大情報量は、英数字で1,850字、数字で2,725桁、バイナリで1,108バイトの大容量シンボルを実現し、高密度に圧縮してコード化もできます。また、ASCIIデータやバイナリデータがコード化できることから、漢字、図形、画像、音声等もコード化できます。
印字領域確保が最も重要で、シンボル自体の損傷が極めて考えにくい場合は、右行指示子を省略し、ストップパターンを1モジュール幅のバーに縮小したシンボルを使用することができます。このように右行指示子の省略とストップパターンを縮小化したPDF417を、コンパクトPDF417といいます。
単一のPDF417では表現できないような大量のデータを、複数のPDF417に分割し、連続的なデータとして表現することが可能です。このように分割した複数のPDF417を1つのデータとしてエンコードする方法をマクロPDF417といいます。マクロPDF417では、最大99,999個の異なるPDF417を任意の順に読み取って、正確に基の情報を表現することができます。
誤り訂正レベル | 0 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 |
訂正コードワード | 2 | 4 | 8 | 16 | 32 | 64 | 128 | 256 | 512 |
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