GS1 Databar(ジーエスワン データバー)は、1996年に国際EAN協会とアメリカコードセンター(UCC)によって共同で開発された小物商品用のバーコードシンボルです。新しい符号化理論を用いており、JAN(EAN)、UPCシンボルと比較すると、同じ量のデータをより小さいスペースで表現できるという特徴があります。また、GS1-128シンボルと同様に、GS1アプリケーション識別子で表した情報項目を符号化しますが、GTINのみを表すものとGTIN以外のデータも符号化できるものがあります。
GS1 Databarは、開発当初はRSS(Reduced Space Symbology=省スペースシンボル)と呼ばれていましたが、2007年2月に現在のGS1 Databarに名称が変更されました。
GS1 Databarは、3タイプ7種類のシンボルがあります。
GS1にはこれ以外にGS1合成シンボルと呼ばれるものがあります。
これは1次元シンボルの上に2次元シンボルを二階建にした構造となっておりRSS合成シンボルを、2007年2月に名称変更し、GS1合成シンボルとしています。日本では、医療用医薬品業界で採用され、医療機器業界では表示面積が足りない場合に推奨されています。
GS1合成シンボルのベースになるバーコードは、EAN/UPC(EAN-13, EAN-8, UPC-A, UPC-E)、GS1-128およびGS1 Databar(Omni-Directional, Limited, Expanded)の3種があり、付加情報は、2次元シンボルのMicro PDF417、または、PDF417で表示される。そして、この付加される2次元シンボルのコンポジットコンポーネント(CC)によってCC-A、CC-B、CC-Cの3種類あります。GS1合成シンボルは、1次元スキャナでは基本読み取れない(または読み取りにくい)ため2次元スキャナで読み取りください。
出典:新改訂版 知っておきたいバーコードの知識 第7版
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