【1】2次元シンボルの優位な点は先ず第一に、データ記録容量が大きいことです。
1次元バーコードでは、情報はバーとスペースの細太幅の組み合わせで表されており、横(水平)の一方向にのみ情報が書き込まれて、バーの高さ方向には情報はありません。
1次元バーコードでデータ量を増やすには、複数のバーコードを並べることや、バーコードを横に長くすることが用いられますが、印刷面積が大きく なったり、読み取り操作が難しくなったりします。
2次元シンボルは、情報が高さ方向にもあり、1次元バーコードの数倍から数百倍入れることができ、一回の操作で読み取ることができます。
また、1次元バーコードは、物の背番号(識別コード)として使われることが多く、さらに詳細な情報はオフラインで取り出すか、予め全情報を手元に持って いる必要があります。
2次元シンボルには必要な詳細情報を全て入れることも可能なので、何時でも、何処でも、誰でも、スキャナがあれば読み出せます。
【2】第二は、データ記録密度が高い、つまり単位面積当たりのデータ量が多いので、1次元バーコードと同じ情報量を入れる場合に印字スペースを小さくできます。
【3】第三は、エラー訂正(データの復元)ができることです。
1次元バーコードではエラーの検出はできますが訂正はできません。
ラベルの汚れやかすれに強くなり、使用環境に応じたエラー訂正を行うことができます。
米国での実験によると、人間のキー入力では1000回に3回のミスがあり、1次元バーコードでは300万回に1回程度のミスが起きたが、2次元シンボルでは3000万回やってもミスは起こらず実験は終了したとのことです。
【4】第四は、暗号化ができることです。入退場用IDカードや証書類の偽造・変造防止、秘密情報の記録等に適しています。
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