2次元シンボルは、1次元バーコードが持つ特徴を備え、さらに以下の様な特徴があります。
最大の特徴としてコード化出来るデータ容量が多い点です。ここ数年に公開された2次元シンボルのほとんどが、2,000バイト前後の容量を保持できます。これは1次元バーコードが識別コードとして使用されるのに対し、2次元シンボルは大容量データ収納媒体、いわゆるポータブルデータファイルとして使用できることを意味します。
1次元バーコードに比べ、1/10~1/45に高密度化して同じ桁数を表現出来ます。これにより、1次元バーコードでは、コード化出来なかった極小スペースへのマーキングも可能になります。コードの種類にも因りますが、1次元バーコードのようにバーの線幅が規定されていない為、高解像度のヘッドを持つプリンタを使用すれば限り無く小さくマーキングが可能です。レーザマーキング装置等を使用して、半導体のシリコンウエハーや電子部品へ直接マーキングすることも可能です。
特別な数学的な手法による誤り復元機能をもち、印字精度が悪かったり、コードの一部が汚れたり破損していても、正確に読みとることができます。
マトリックス式の2次元シンボルは、スキャナがCCDエリアセンサのタイプが多く、読取り時にコードを縦横の面でとらえ、かつ、各コードはそれぞれ角度を認識するためのしくみを持っているので、360°全方向からの読取りが可能です。360°全方向から読取りができる事は、2次元シンボルが表示 された物体、またはスキャナを回転させずに読取りができ、作業の効率が上がります。
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